ドクターDの健康コラム 16
2016.12.15
毎日の生活に欠かすことのできない睡眠。
その睡眠の質によって、健康状態が大きく左右されることはご存じでしょうか。
より良い睡眠をとって健康な毎日を過ごしていただくために。
上級睡眠健康指導士でもあるドクターDより、「睡眠の科学」と題して、
睡眠の大切さを3回にわたってお伝えします。
睡眠の科学 その1
眠りは何のためにあるのか
地球上に眠らない高等動物はいないそうです。
眠らずに泳ぎ続けると思われていたマグロも、ほんの数秒だけ眠るそうです。
そして、その脳のサイズはほんのビー玉大。
どうやら脳のサイズ・複雑さと、眠りの長さ・深さには関連があるようです。
眠りは何のためにあるのでしょうか。
眠りとは、“脳による脳の管理機構”と考えられています。
我々の生命活動維持のために、緻密かつ繊細な仕事をしている脳。
この脳をしっかり休ませて、明日の準備をしっかりする、
これがまず眠りの第一の役割。
しかしこの脳を休ませる事だけが眠りの役割ではないのです。
覚醒させたり、成長させたり、修復したり、記憶を整理し定着させたり・・・
様々な仕事をしているのが睡眠です。
枕元のメモ帳が、寝起きに書き留めるひらめきのアイデアでどんどん埋まっていく。
または、寝る前に考えていたことが朝起きたらすっきり解決!
そんな人は寝ている間にしっかり脳を働かせられている、
つまり、良い眠りが出来ている人かもしれません。
※その2に続く
健康コラム執筆担当:中嶋大渡 博士(人間科学・早稲田大学)
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