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月の友のドクターDの健康コラム 9

2015.05.08

 

ビフィズス菌とオリゴ糖の名コンビ

 

人の健康は腸内細菌で決まる、
ということが知られています。

 

腸内細菌学の第一人者である
光岡知足東大名誉教授は、
細菌を培養する方法が全く確立されていない
1950年代から研究に着手され、試行錯誤の末
おなかの健康の話では必ずと言っていいほど引用される 有名な

「年齢によって変化する腸内細菌の割合」のグラフを
発表されました。
人体に有用な働きをする菌を総称して「善玉菌」、
健康を阻害するなど人体に有害に働く菌を総称して「悪玉菌」
と命名されたのも光岡先生です。
これらの研究成果により、腸内で腐敗物質を作り出す悪玉菌が
加齢とともに増加し、生活習慣病などの発症にも関与することが

わかってきたのです。

何をどれくらい食べるかという毎日の食事の内容によって
腸内細菌は善玉菌優位であったり、悪玉菌優位であったり変化します。
ヨーグルトやオリゴ糖などの善玉菌を増やすような
機能性食品の研究も進み、現在では間違いのないものについては
特定保健用食品(トクホ)というお墨付きの制度もできました。

 

ビフィズス菌や乳酸菌といった

善玉菌の代表を毎日の食事で摂ることで

腸内の悪玉菌の増殖を抑えたり
腸を刺激してスムーズな排便を促したりします。
また、オリゴ糖は大腸まで消化されずに届き
腸内の善玉菌ビフィズス菌のえさになり
ビフィズス菌を増殖させます。

これらビフィズス菌とオリゴ糖を同時に摂ることも
おすすめです。

 

大事なことは、毎日の食事に気をつけることで

加齢による腸内細菌バランスの悪化に対抗して

腸内の善玉菌が優位な状態を保つことなのです。

 

 

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